ぶどう狩りイメージ

山梨県のぶどう狩りと言えば勝沼のぶどう狩りが有名です。

中でも無農薬で栽培されているぶどう狩りがないか?調べている方もいますが、残念ながら無農薬のぶどう狩り農園はありません。

 

ぶどうの無農薬は無理

ぶどう狩りイメージ

ぶどう狩り農園で無農薬栽培はそもそも無理があります。

理由は、ぶどうは無農薬では栽培できません。

もし無農薬でぶどうを栽培した場合、病害虫がぶどうをダメにしてしまいます。

実際、ぶどうは農薬を散布していても病害虫の危険があります。

例えば、雨が多ければ雨に含まれる病気が発生しますし、ぶどうが熟した時には晩腐(ばんぷ)というぶどうが腐ってしまう病気もあります。

ぶどうの原種であれば農薬は必要ないようですが、残念ながらぶどう狩り園で無農薬栽培は考えられません。

農薬を散布していてもリスクがあるのに、無農薬ほど無謀な栽培方法はありません。

 

無農薬は安定経営ができない

例えば、無農薬でぶどうを栽培した場合、ぶどうの木に害虫が入ってしまったらその木を切らなければいけません。

ぶどうの木は苗木を植えてから収穫できるまで3年かかります。

3年かけて栽培しても収穫できるぶどうは数房程度です。

となると、とてもぶどう狩りを提供できるまでにはさらに数年かかる計算になります。

以上のように、無農薬でぶどうを栽培した場合にはあまりにもリスクが大きすぎるため、ぶどう狩り園としての安定経営は不可能です。